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...... 2018年06月05日 の日記 ......
■ 《 序曲と行進曲 》   [ NO. 2018060501-1 ] e_or

【 劇音楽「トゥーランドット」 作品37 J.75 】

ウェーバー,カール・マリア・フォン 〔独〕
(1786.11.18〜1826.06.05) 39歳 結核



ウェーバーは座骨を患い、4歳になるまで歩行が
できなかったが、晩年も胸と喉頭の結核に冒されて、
医師から静養を命じられていた。

しかし、 ドレスデン歌劇場の指揮者に迎えられた
31歳のときに結婚したオペラ歌手のカロリーネとの
生活は、豊かなものではなかったため、
長年貧乏を味わってきた彼の家族に対する
思いやりから、無理を承知でロンドンに出かけた。

ロンドンのコヴェント・ガーデン歌劇場の依頼で
書いたオペラ「オベロン」の指揮をするためで、
公演は大成功だったが、その後病状は悪化し、
この初演後、二ヶ月足らずの6月6日に異郷で
不帰の客となった。

遺骸は18年後に息子マックスに守られ、彼の
芸術的な意志を継いだワーグナーの力添えで
祖国に帰還し、永遠の安らぎを得ることができた。

「トゥーランドット」は後にプッチーニの歌劇で
取り上げられ有名になった、ベネツィアの劇作家の
カルロ・ゴッツィが1762年に著した戯曲で、
トゥーランドットという名前の中国のお姫様と
カラフ王子の物語である。

ウェーバーは1809年にドイツのシュトゥットガルトで
上演されるこの劇のために、序曲と付随音楽を
作曲している。

           * Overture
           * Act U: March



       (管弦楽)バーミンガム市交響楽団
       (指揮) ローレンス・フォスター
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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