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...... 2018年06月01日 の日記 ......
■ 《 ロシアへの郷愁 》   [ NO. 2018060101-1 ] e_or

【 2つのロシアの主題による交響曲 】

グリンカ,ミハイル・イヴァノヴィチ 〔露〕
(1804.06.01〜1857.02.15)  52歳



ロシア国民楽派の祖であると同時に
ロシア・シンフォニズムの確立者であったグリンカは、
地主の父の息子として、214年前の6月1日に
ユモレンスク州で生まれ、少年時代を
生地の村で過ごした。

近くに住んでいた叔父が、農奴で作った小編成の
吹奏楽団をもっていたので、グリンカの家の催し事の
ときなどには、この楽団がやってきて、
ロシア民謡の編曲などを演奏した。

少年時代にこうした民謡に親しんだことが、
やがて彼を国民音楽の創造に向かわせた
第一歩であったろうと後にグリンカは
〈自叙伝〉の中で回想している。

ロシアの最初のオペラ「皇帝に捧げた命」は
1836年に作曲したが、部分的には
ロシア民謡に基づいている。

彼は1830年から4年間、イタリアで過ごした。
そして、ロシアへの帰国を前にベルリンで
作曲したのが「二つのロシアの主題による交響曲」で、
グリンカの長い旅の終わりに作られたこの曲は、
ロシアへの郷愁が、色濃く感じられる作品である。

交響曲と銘打ってはいるものの、単一楽章の
演奏会用序曲のような作品となっている。



      (管弦楽)BBCフィルハーモニー管弦楽団
      (指揮) ヴァシリー・シナイスキー
               ♪ 私が聴いた音源 ♪





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