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...... 2016年01月08日 の日記 ......
■ 《 ニュー・イヤー・コンサート 》2018   [ NO. 2016010801-1 ] or

【 ワルツ「南国のばら」】

ヨハン・シュトラウス二世 〔墺〕
(1825.10.25〜1899.06.03) 73歳  肺炎



“音楽の都”ウィーンでは、毎年元旦に、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による
「ニュー・イヤー・コンサート」が開かれ、その模様は
日本をはじめ、世界各国に生放映で配信されている。

音楽好きのウィーン市民は「ニュー・イヤー・コンサート」を
聴いて新しい年を迎える。
プログラムは、ワルツやポルカといった
肩のこらない楽しい曲目が多く、
シュトラウス一族の楽曲が中心であるが、
“ワルツの父”ヨハンの長男の“ワルツ王”
ヨハン・シュトラウスの作品である、
『美しき青きドナウ』が3つのアンコール枠のうち、
2番目に演奏するのが通例である。

そして父のシュトラウス一世の「ラデツキー行進曲」が
コンサートの最後に演奏されて締めくくられる。

「ニュー・イヤー・コンサート」を始めたのは、生粋の
ウィーンっ子で、ワルツを振らせたら当代一と
うたわれた名指揮者のクレメンス・クラウスだが、
最初のコンサートは1939年の大晦日のことだった。

その後第二次世界大戦の影響で空白があり、
定期的に開催されるようになったのは、終戦の年の
1945年大晦日〜翌1946年の元旦からである。

敗戦の痛手からまだ回復していなかった
ウィーン市民の心に、希望の灯をともそうと開かれた
演奏会は、クラウスの願い通り、ウィーン市民を
元気づけ、復興への活力となった。
現在では世界中の音楽愛好家の注目する
催しとなっている。

今日、ウィーン楽友協会大ホールで開催された
コンサートはイタリアの巨匠で、ウィーン・フィルから
名誉団員の称号を得た数少ない指揮者の一人の
リッカルド・ムーティが指揮を務めた。
「ニュー・イヤー・コンサート」への登場は5回目となる。

来年の「ニュー・イヤー・コンサート」の指揮者は
初登場のクリスティアン・ティーレマンであることが
発表された。

プログラムは2日に掲載



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